2019.12.19
隔年くらいで行けている現音新人賞本選を見て帰宅。今年のテーマ「新しさとは何か」を見たとき、難しいお題だなと感じていたが、やはり「既聴感の有無」という基準は避けられない。真に新しいというのはどういうことか。新規性と回帰性の関係性を自問しながらの帰宅した。
楽曲ごとの感想は後日追記する。
〈おわり〉
〈現音 Music of Our Time 2019〉「第36回現音作曲新人賞本選会」
日時:2019年12月18日(水)18:30開演 18:00開場
会場:東京オペラシティリサイタルホール
料金:一般自由:¥3,000 学生自由:¥1,500
<出演>
甲斐史子/松岡麻衣子(Vn)、山澤 慧(Vc)、他
<プログラム>
▼第一部
(1) ヘルムート・ラッヘンマン/プレッション(作曲1969年)
(2) モートン・フェルドマン/ショスロスの春(作曲1977年)
▼第二部 第36回現音作曲新人賞本選会
(3) 柴山真太朗/Turning Tuning(作曲2019年)
(4) 青柿将大/Cut here(作曲2019年)
(5) 中村匡寿/フランス組曲(作曲2018年)
(6) キム・ヨハン/in time / of times (presentation + representation) (作曲2019年)
【演奏】
多久潤一朗(フルート)(4)
菊地秀夫(クラリネット)(4)(6)
中川日出鷹(ファゴット)(5)
萩原顕彰(ホルン)(5)
村田厚生(トロンボーン)(6)
松岡麻衣子(2)(3)・甲斐史子(ヴァイオリン)(3)(5)
般若佳子(ヴィオラ)(3)(5)
山澤慧(チェロ)(1)(3)(4)(6)
篠田昌伸(ピアノ)(2)(6)
石川星太郎(3)-(6)
【審査員】渡辺俊哉(長)、福井とも子、南聡
テーマ:新しさとは何か
「新しさ」は一般的に、何かを創り出すときの評価基準の一つになり得、それは作曲に関しても同様である。しかし、何を新しいと捉えるかは、個々人の考え方によって異なり、作曲の場合、その違いは非常に大きい。中心的な規範がない現代においては、むしろそれは当然のことだとも言える。個々の作曲家がどのように新しさという言葉を捉え、創作に臨んでいるのか、または、もはや無用なものなのか、様々なアプローチが示されることを期待したい。
[審査員長 渡辺俊哉 審査員:南 聡・福井とも子]